1階から2階へLANケーブルを「隠して」引く!家族にバレない爆速有線化ガイド

トラブル・お悩み

「長いコードは邪魔だからダメ!」と言われても諦めないでください。プロが実践する「見えない配線術」で、家中のWi-Fiを完璧にする方法を伝授します。

 はじめに:なぜ「中継機」では満足できないのか?

1階にルーターがあり、2階の自分の部屋でネットが遅い。そこで誰もが最初に思いつくのが「Wi-Fi中継機」の購入です。しかし、実際に使ってみて「期待したほど速くない」「結局プツプツ切れる」とガッカリした経験はありませんか?

実は、無線で電波を中継するという行為は、自ら通信速度を大幅に低下させているようなものです。日本の電波法ではルーターの出力が厳しく規制されており、どれほど高価な中継機を買っても「壁」という物理的な障害物には勝てません。通信エラーが多発し、ゲーマーや動画視聴者にとってストレスの種となります。

結論から言いましょう。2階を完璧な通信環境にする唯一の正解は、1階から2階までLANケーブルを引き、2階に「2台目のルーター(アクセスポイント)」を設置することです。「コードが目立つからダメ」という家族の反対をクリアする、魔法の配線テクニックを詳しく解説します。

「中継機」を安易に買うとドブにお金を捨てることになる理由

なぜ中継機ではダメなのでしょうか? それは無線の「双方向通信」の特性にあります。

速度が半減するメカニズム

中継機は「親機の電波を拾って、再度出し直す」という作業を同時に行います。この時、通信の帯域を半分ずつ使うことになるため、理論上の速度はそれだけで半分になります。さらに、1階と2階の間で電波強度が少しでも弱ければ、通信エラーが多発し、実効速度はさらに低下します。

ゲーマーの常識は「有線一択」

1分1秒の遅延が勝敗を分けるオンラインゲームの世界では、無線接続は「論外」とされています。ノイズに強く、通信エラーが発生しにくい有線接続こそが、2026年現在のギガビット時代においても最強のソリューションなのです。

家族に気づかれない!「フラットLANケーブル」による隠密配線術

「長いコードは見苦しい」という反対意見を打破する鍵は、「フラットLANケーブル」「敷設ルートの選定」にあります。

① フラットLANケーブルという選択

従来の丸いLANケーブルではなく、厚さ1.5mm程度の「フラットタイプ」を選びます。これなら、壁の隅や床の境界線に沿わせれば、言われなければ気づかないレベルで同化します。色は壁の色に合わせて「ホワイト」や「薄いグレー」を選ぶのが鉄則です。

② 「床と壁の境界」に沿わせる

ケーブルを部屋の真ん中に通すのはNGです。必ず部屋の隅、壁と床が接する「幅木(はばき)」の上に沿わせます。所々を透明な両面粘着テープで固定しながら進むことで、ケーブルが浮き上がることなく、インテリアの一部として溶け込ませることが可能です。

③ ドアの隙間を攻略する

最大の難関である「ドア」ですが、実は日本の住宅のドアは、換気やスムーズな開閉のために、上下左右にわずかな隙間が空いています。フラットケーブルなら、この隙間を難なく通過できます。ドアの枠に沿ってしっかりとテープで固定すれば、開閉の邪魔になることも、断線することもありません。

【プロのコツ】
階段の隅や壁の角を通る際は、ケーブルを「直角」に折るのではなく、緩やかなカーブを描かせることで、内部の断線を防ぎつつ、見た目もスマートに仕上げられます。

実践!2階を爆速Wi-Fiエリアにするセッティング手順

配線が終わったら、次は機器の設定です。2階に置くのは「中継機」ではなく、安価で高性能な「無線LANルーター」です。

ステップ1:機器の接続

  1. 1階のONU(回線終端装置)背面にあるLANポートに、敷設したケーブルを刺します。
  2. 2階まで引いたケーブルの先を、新しく用意したルーターの「WANポート(またはInternetポート)」に接続します。

ステップ2:ブリッジモード(APモード)の活用

現代の高性能なルーター(特に世界シェアNo.1のTP-Link製など)は、LANケーブルを繋ぐだけで自動的に「ブリッジモード(アクセスポイントモード)」として動作するものが増えています。これにより、1階と2階で同じネットワーク名を使いつつ、2階でも1階と同等の通信速度と電波強度を得ることができます。

ステップ3:魔法の「オフ・オン」再起動

セッティングが終わったら、一度1階のONUと、全てのルーターの電源を切り、1分待ってから「ONU → ルーター」の順で電源を入れ直してください。表示ランプが全てグリーンに点灯すれば、そこはもう2階ではなく、1階と同じ「ネットの特等席」です。

なぜ「世界シェアNo.1」のルーターを選ぶべきか

日本国内メーカーの製品も悪くありませんが、コスパと設置の簡単さで選ぶなら、世界ナンバーワンシェアを誇るグローバルメーカー(TP-Linkなど)の製品が圧倒的です。

これらの製品は、世界中のあらゆる通信環境でテストされており、安価ながらも非常に高い処理能力を持っています。国産品にありがちな「複雑すぎる設定画面」がなく、LANケーブルを刺すだけで最適化される設計は、まさに今回の「2階有線化プロジェクト」に最適です。

まとめ:有線という「努力」がもたらす最高の報酬

「長いコードはダメ」という家族の言葉は、あくまで「汚い配線」に対する拒絶です。フラットケーブルを使い、壁の隅を丁寧に這わせた配線は、もはや「邪魔なコード」ではありません。それは、家全体の価値を高める「通信インフラ」です。

  • 有線接続は無線中継よりも遥かにエラーが少なく速い。
  • フラットケーブルならドアの隙間も通り、見た目も消える。
  • 2階にはルーターを設置して、完璧なWi-Fiエリアを作る。
  • 世界シェア1位の機器を選べば、設定も簡単で失敗しない。

中継機でお茶を濁すのはもうやめましょう。一度だけ頑張ってケーブルを敷設すれば、それ以降、2階でネットが遅くてイライラする夜は二度と訪れません。1階でも2階でも、全く同じ「爆速」を享受できる快感を、ぜひ体験してください。

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